目次
熱中症の症状
一般的に熱中症の症状と言われているものです。
- めまいや立ちくらみ
- 顔がほてる
- 筋肉の痛み(つる・痙攣なども)
- 腹痛
- だるさ
- 吐き気
- 汗のかき方の異常
- からだが熱い
- まっすぐ歩けない
- 呼びかけに反応しない
- 水分の補給が自分で出来ない
これ以外にもありますが一部のみ掲載しています。
熱中症の対策
熱中症の初期サインだと言われています。
この症状が現れたら、悪化させることのないように水分・塩分の補給を行いましょう。
この際、水分の補給だけを行うと悪化する場合があります。※1
大事なのは塩分の補給も同時に行うということです。
いわゆるスポーツドリンクによる補給が手早く塩分・糖分・水分の補給につながるので効果があります。
最近では、塩飴や塩タブレットなどがありますのでこれらで補給することも良いでしょう。
長時間、運動などをする際にはスポーツドリンクを携帯することで熱中症を予防しましょう。
※1:大量に汗をかくことで、体内の水分と一緒に塩分やミネラルも流れ出てしまいます。
その状態で水分だけを補給することで、さらに血液中の塩分等の濃度が低くなり、熱中症の他の症状も出てきます。
熱中症と食べもの
熱中症の対策に必要とされている栄養素は、
- カリウム
- 塩分
- ビタミンB1
- クエン酸
などです。
これらの入っている食材としては、
- ジャガイモ・・・カリウム、ビタミンB1
- 夏野菜(きゅうり、ゴーヤなど)・・・ビタミンB群、ビタミンC
- スイカ・・・水分、エネルギー
- 豚肉・・・ビタミンB1、タンパク質(疲労回復)
- 梅干し・・・塩分、ミネラル、クエン酸
- ナッツ系(ぎんなん、アーモンド、栗など)・・・カリウム
熱中症を発症してしまった後も、梅干しは効果的だそうです。
熱中症の原因
人間の持っている体温調節機能も、高温多湿などの環境に長くいると乱れてしまいます。
この結果、体内に熱がこもる・急激に汗をかいて水分・塩分が奪われます。
これにより全身に影響を及ぼします。
めまい・頭痛・吐き気などの症状として現れます。
熱中症は以下の要因がいくつか重なることによって起こりやすくなります。
- 高温
- 高い湿度
- 炎天下での運動・労働
- 風が弱い
- 体調不良
- 高齢者・乳幼児
- 肥満
- 普段運動をしない
- 激しい運動
- 水分補給がしにくい
高齢者の熱中症対策
高齢の方は、室内でも熱中症にかかりやすいと言われています。
温度に対する感覚が弱くなってしまうためです。
涼しくする
直射日光の当たらない室内でも、無風で高温多湿では熱中症になる危険があります。
エアコンや扇風機などを活用して、涼しいかつ風の通るように注意しましょう。
湿度を下げるために除湿器の使用なども検討しましょう。
水分補給を行う
あまり水を飲まない高齢の方も多いのではないでしょうか。
喉が渇いてからでは遅い場合もあります。
時間を決める・飲む量を決めるなどして定期的に水分補給をしましょう。
野菜(きゅうりやトマトなどの)水分を多く含む食材を食事の時に摂取することで水分の補給にもなります。
水分を取るのが苦手な方などは特に積極的に取り入れていきたいですね。
入浴時と就寝時
これらの時にも体内の水分が奪われていきますので、熱中症にかかることがあります。
入浴時の対策としては、入浴前と後に水分補給を行うことが有効です。
就寝時には、枕元など寝ている近くに飲みものを置くなどして対策をしましょう。
高齢の方の熱中症予防は、本人だけでなく周囲の人が協力することが大切になってきます。
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熱中症と日射病と熱射病
いまいち違いのわからない3つについて簡単にまとめます。
熱中症
主な原因:高温多湿の環境などで起こる。
主な症状:めまい・筋肉のけいれん・脱水など。
日射病
主な原因:長い時間、強い直射日光に当たる。
主な症状:だるさ・頭痛・めまいなど。
熱射病
主な原因:高温多湿な環境での長時間の作業など。(屋内外問わず)
主な症状:頭痛・意識障害・体温が40度以上になるなど。
熱中症関連ページ
環境省
熱中症予防情報サイト
厚生労働省
熱中症関連情報
→https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/index.html
政府広報オンライン
→https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201206/2.html